申請方法

当財団では個人を対象とした助成金の支給は行っておりません。ただし、個人による活動を支援する団体からの申請は対象と成り得る場合があります。(例:芸術家による個展開催など)

人に対する医学、心理学的または社会学的研究や動物実験などの研究に関わる申請については、申請団体が所属する倫理審査機関によって承認されたという証明書を提出する、もしくは当財団からの助成支援が確定した後にでも、研究開始前にそのような承認が得られることを確約する必要があります。

当財団からの助成金を消耗品の購入、給与や謝礼金、保険料、または建物の維持費などに充てることは禁止としています。

1年以上にわたって実施されるプロジェクトについては、3年間までは連続して同プロジェクトに対して申請をすることが可能です。(ただし、必ず1年ごとに経過報告書を提出すること。)

既に実施完了したプロジェクトや、助成決定時に既に開始されているプロジェクトは対象外となります。

審査の際には、プロジェクトの独創性、革新性、またはそのプロジェクトがどれほど広範囲に、永続的に影響を及ぼすかなどを重視します。また、両国民の直接的な交流(特に青少年交流)に関わるプロジェクトにより多く支援していきたいと考えています。

助成ついて

ご希望される申請額については特に上限額はありませんが、これまでの傾向として、比較的規模の大きいプロジェクトであっても、助成額が£5,000〜£6,000を超える例はあまりございません。

英国と日本の間の旅行を伴うプロジェクトの場合、フライト、宿泊施設、および生活費に対して1人あたり最大1,600ポンドの助成金を申請でき、2週間以上の訪問の場合は1人あたり最大2,000ポンドの助成金を申請できます。

当財団は個人ための学費や個人の学業のための留学などに関わる経費は対象外としています。ただし、博士課程の学生に対しては、論文研究やフィールドワーク実施のためであった場合のみに対して日本への旅費を支援しています。その旅費は最大2,000ポンド、2週間以上の訪問の場合は最大2,500ポンドまで、そして6か月以上の長期フィールドワークに対する申請に対しては、最大5,000ポンドまでとなります。申請を希望する学生は、指導教官からの推薦状を提出する必要があります。

論文研究やフィールドワーク実施のため英国に旅行することを希望する日本の大学の博士課程の学生に対しても最大30万円までとする旅費を支援します。こちらの申請については方は日本事務所にお問い合わせください。

当財団から助成を受けた場合、プロジェクトの関わる印刷物(ポスターなど)やプロジェクト成果に関する各種レポート、発表ないし出版を行う時は当財団より助成を得たことを付記して頂くことをお願いしています。

前年度に助成支援した全てのプロジェクトのリストは財団の年次報告書に掲載されています。

申請方法

英国にある団体が主催開催するプロジェクトについてはロンドン事務所へ、日本にある団体が主催開催するプロジェクトについては東京事務所へ申請を行ってください。

日本と英国の両団体が主催するプロジェクトの場合、ロンドン事務所もしくは東京事務所のどちらかに申請下さい。同じプロジェクトに対してロンドンと東京の両事務所に申請することは出来ません。

以前に当財団から申請された方からの新規プロジェクトへの申請は歓迎します。

申請締切り

ロンドン事務所では年に3回申請を受け付けています。各申請締切日は3月31日、9月15日、12月15日で、各申請締切日に対して5月、11月、3月に審査会が開催されます。
(12月15日はバターフィールド基金への申請締切日でもあります。)

ロンドン事務所への申請は、全て財団の指定する書式にて作成され、メールでお送り下さい。送付先はgrants [at] gbsf.org.uk.
通常の助成申請をご希望される方はこちらへ
バターフィールド基金への申請をご希望される方はこちらへ

東京事務所では年に2回申請を受け付けています。各申請締切日は2月28日、9月30日で、各申請締切日に対して4月と10月に審査会が開催されます。

東京事務所への申請をご希望される方は、まずメールで申請プロジェクトの内容と申請団体の概要をお知らせ下さい。東京事務所より申請要項を返信いたします。東京事務所への申請は申請書及びご提出頂きたい必要書類がロンドン事務所と若干異なりますため、東京事務所に申請をご希望される方はこちらのウェブサイトにある申請フォーマットは使わないで下さい。

助成採用について

これまでの傾向として申請案件総数の約75%が採用されています。ただし採用された場合でも希望額通りの採用となるとは限りません。また、申請が不採用となった場合や、採用された場合であっても助成決定額が希望額よりも少なかったことにより、プロジェクト実施に生じた損失などに対して、当財団は責任を負うことは出来ません。

既に実施完了したプロジェクトや、申請時には既に開始されているプロジェクトは対象外となります。
また、通常の審査会の前に申請案件を特別に審査したり、助成金を交付したりすることはできません。

結果通知

申請の選考結果については、各審査会開催直後に全ての申請者に書面で通知されます。東京事務所を通して採用された場合、プロジェクト実施1ヶ月前までに実施計画書のご提出をお願いしています。助成金は実施1ヶ月前以降の交付となります。尚、不採択申請についての質問などは一切受け付けません

プロジェクト実施終了後

プロジェクトが実施完了した際には、3か月以内に実施報告書及び会計報告書をご提出下さい。また、プロジェクト終了後に発表ないし出版を行う時は当財団より助成を得たことを付記して頂くことをお願いしています。