財団紹介

財団紹介

グレイトブリテン・ササカワ財団は、1983年に故笹川良一氏が英国を訪問し、国際情勢及び日本と英国の両国間の交流を今後どのように深めていくかについて数多くの英国著名人と協議した結果、1985年5月に財団法人日本船舶振興会(現在の日本財団)から約1千ポンド(約30億円)の寄付を得て英国に設立されました。また当財団の設立と並行して、スカンジナビア、フランス、米国でも同様の取り組みがなされました。

現在、セント・アンドリュース伯が当財団の理事長を務めています。

ビジョン

当財団は日英両国の友好関係の発展と維持に寄与することを目的として1985年に非政府組織、非営利団体として設立されました。その主な目的は、グローバルな観点から両国民の間に互いの文化、社会、成果に対する知識、理解と感謝を促進することです。

ミッション

グレイトブリテン・ササカワ財団は下記のような日英間の対話、活動、そして革新的な研究を可能にすることをミッションとしています。
- 関係や活動に新たな局面をもたらす。
- 新たな関係やパートナーシップを構築する。
- 多くの人に届き、幅広い影響を与える。
- 日英両国に共通する興味や関心のある問題、そしてその先にある問題にも取り組み、相互の、そしてより広範な利益のための研究を支援する。
- 若い世代にグローバルな機会を提供できるようにする。
- 主要都市以外での活動を模索する。
- 両国の現代社会、芸術、文化の振興を図る。
- グレイトブリテン及び北アイルランドにおける日本語学習および日本研究を奨励する。

バリュー

グレイトブリテン・ササカワ財団の理事(英国及び日本)とロンドンと東京の事務局スタッフは次のことを遵守します:

プロフェッショナリズムとインテグリティ
私たちは継続的なプロフェッショナルの育成と知識、スキルの向上に努め、また互いに耳を傾け、尊重し合い、ニーズに応えます。私たちはどなたに対しても安全で協力的、魅力的な職場となるよう努め、懸念事項にはタイムリーかつ敬意を持って対処します。

多様性・公平性・包括性
私たちは文化、宗教、信条、年齢、民族・人種、障害、性別、性自認、その他特定の特性、そしてその他の具体的な特性の違いを尊重します。また、個性を尊重し、全ての活動において人種差別の撤廃に努めます。私たちは常にプロセスやコミュニケーションにおいてアクセシビリティーの改善と定着を目指す続けます。

セーフガーディングの取組
私たちは当財団の自主事業であるジャパン・エクスペリエンス・スタディ・ツアーや財団が主催するその他のプロジェクトで共に活動する子供たちや若者たちの安全を確保するために尽力しています。

トランスペアレンシー(透明性)
私たちは、財団と助成対象者、パートナー、連絡窓口の皆様との間で、明確で正確、かつ積極的なコミュニケーションが重要であると信じています。

環境への取組
私たちの業務、特に日本と英国を行き来するために利用する飛行機などが炭素に与える影響を認識し、資源の希少性に配慮しながらその対策に取り組んでいます。また、私たちの活動が持続可能な開発目標の17の目標にどのように関連しているのかについても探っています。全ての活動、出物、イベントにおける取引先、会場、ケータリング、文具等あらゆるものの選択の際には、二酸化炭素の影響を最小限に抑えることを目指します。私たちはどんなに小さな行動であっても大きな違いを生み出すことは可能と考えています。私たち財団、多額の寄付金によって支えられていることを認識しながら、透明性の高い環境配慮型・倫理的なファンドに投資しています。